生前整理とは?

生前整理とは?

重い病を患ってしまい、余命があと少しと宣告されてしまい、自分がまだ動けるうちに遺言はもちろんのこと、お葬式の手配、お墓の件、保険の手続き、銀行口座、友人への連絡など記録に残すことを意味します。エンディングノートは著名なジャーナリストが残す配偶者の為に生きている間精一杯の生前整理をしていたことは有名です。
病を患っていない方も死後も自分の望むことを実現できるならば残された遺族への負担は大きく軽減されますし、気持ちの整理もできます。中々現実の生活が大変な中で死後のことまで気が回らないというのは当然のこと。無理して行う必要のないことですが、自分の一生を顧みる一つの良い機会になるかもしれません。

お葬式はどのようにしたいのかという細かい要望も入れることができますし、中には生前葬を行う人もいるぐらいです。自分の死後も自分の責任で執り行いたいという新しい考えが芽生えています。

お葬式の生前予約・契約について

こちらも生前の内にお葬式の段取りを済ますという新たな考え方です。お金に関しても事前に支払いを済ますことが普通で、残された家族に突然の出費をさせないという面ではメリットはありでしょう。家族葬や密葬など最近のお葬式は質素になってきています。遺言にて故人のご意向が反映されているのならば良いのですが、そうでなかった場合など生前に手配をすべて済ませているのであれば大きな問題へと発展はしないでしょう。なかなかご自分のお葬式を段取ることは余裕がなければ出来ないことですが、葬儀業界ではいち早く契約が取れ、ご本人は質素と望まない場合も多いようで、いわゆる単価が高めになりやすいという側面もあるらしく、生前契約件数も増えてきているそうです。

トラブルもある!

しかし良く考えてみてください。先に契約しお金を支払っていたら万が一その葬儀屋が倒産してしまったらどうしますか?まずはお金の支払方法について十分に吟味してださい。信託にお金を預け、いざという時にそこから差し引かれる方法や、共済に加入などがありますが、予約金を事前に支払う場合もあります。先にいくらか支払ってしまう場合は会社が倒産してしまった場合のことも考えておかなければなりません。企業経営には絶対はありませんのでご注意ください。