遺品整理時のトラブル注意

遺品整理を依頼する際に注意するポイント

業者選びが終わり、いざ遺品整理を行ってもらう当日。ご遺品の中に現金に換金できるものがないか注意してみましょう。
・貴金属
・商品券、ビール券
・ブランド品
・腕時計
・骨董品
・絵画
・切手
これらは買取店に持ち込めば現金化できます。もし知らずに業者さんから「当日までに必要なものは予め除いておいてください。残っている物は処分いたします」と事前に言われているならば現金化できるものは事前に回収いたしましょう。また一緒に仕分け作業を行う場合は処分を任せっきりにせず、必ず処分する前にチェックすることを伝えておきましょう。

業者さんは処分を一任された場合は貴金属が仮に見つかったとしても「ここにあるものは処分してください」というお墨付きを頂いているのであえてご依頼主には伝えないことがほとんどです。「特に見つかったとしても要らない」というならば特に問題ございませんが、そうでない場合は故人が残された大切な遺品や財産に成りえるものはお手元に残すよう努めましょう。

遺品整理のトラブル

日本経済新聞にも掲載されていたのですが、独り暮らしをしている高齢者の急増で、それに比例して業者が乱立しています。そこで遺品整理士という資格でサービスの向上、モラル教育など行う必要が出てきました。逆に考えてみればその資格取得さえもビジネスになるほど急成長を続けていると言えます。

遺品整理のトラブルも増えています。多いのが当初の見積額より高額に請求されること。まずは受注を得るために見積額は安くし、いざ作業を行った後では見積以外の作業が発生するようにしむけ、見積額以上の金額が請求されるというトラブルです。
金額以外のトラブルとしては作業の質の悪さです。故人が亡くなられた悲しみが残る中、残された親族からの遺品整理業務依頼。仮に古めいたものでも大切な遺品には変わりありません。それを粗大ごみのような乱暴な扱いであったり、言動であったり遺族の気持ちを踏みにじることでトラブルが発生します。

その業者を事前に見分ける場合は、まず地元の業者があればそこに依頼することをお勧めします。なぜなら評判はすぐに広がるもの。地物の場合は少なからず耳に入ります。もし特に目立った悪評がなければ安心して任せられる一つの判断材料になります。